くぼゆうじの雑談

日々の備考録

米国は本当に北朝鮮を攻撃するのか

米国トランプ大統領と北朝鮮のボンことキム・ジョンウンとの舌戦が日々増している。

国連を舞台にしてのやりとりは面白かった。いや、見応えがあった。瀬戸際外交を続けてきた北朝鮮だがさすがにもう、両国ともにピークにきているだろう。そう米朝はすでに衝突を前進しており、交渉カードが少なくなってきている。筆者も個人的にはしっかり準備した上で金体制の崩壊を願ってならない。

筆者は北朝鮮はすでに核保有をしていると考えている。あとはミサイルにのせられるかどうかでありミサイルの射程と制度の問題である。もちろん、核の小型化に向けてにこの夏にも核実験があった模様である。

米国の脅威を整理してみよう。

北朝鮮の核が米国本土を攻撃する

北朝鮮の核がテロリストの手にわたる(米国のシリアへの爆撃の条件は自衛権であった)

③同盟国に核の被害がでる。韓国と日本である。
米国の核の傘による抑止が効かないとなると、日本・韓国の軍備増強・核武装化がはじまる

まだあるだろうが、日本や韓国の脅威認識とは大きく異なる。

それでは北朝鮮の過剰な反応(ミサイル発射や核実験など)に対して対峙してきた米国は本当に北朝鮮をミサイルなりF35なりで空爆するのだろうか。

残念ながら現状は考えにくい。その理由をいくつか述べたい。

①在韓米国人が約20万人いるので危険にさらせない。(在韓日本人は約4万人)

(ちなみにクリントン政権期のシュミレーションの倍の数ほどソウルには死傷者がでるようだ。)

北朝鮮朝鮮半島専門家が米国にほぼいない。

現状を知り政策にも長けた人材が極めて不足しており、米国の在韓国大使は空白のままである。恐らくであるが、次の上院議会に呼ばれている ヴィクター・D・チャ氏 

Victor Cha - Wikipedia

朝鮮民主主義人民共和国 - Wikipedia

が適任だし就任されるのが良いと考えている。

上記の理由から準備は最終段階にきてはいるものの、この韓国に暮らす米国人、日本人が避難をはじめないことには米国の北朝鮮攻撃はないだろう、いや、できないだろう。

米朝ともにどこまで妥協できるかがこの危機の要であり、キューバ危機のように、タカでもハトでもなくフクロウ型で臨むべきである。